斜里岳山麓のオショロコマの産卵は11月。産卵を終えたサケのホッチャレが流れ着いたその横で、一生懸命、川底を掘っていました。小さくてもサケの仲間です。
札幌市内も11月になると、底冷えするようなって、イチョウも真っ黄色。でも川の中ではサケたちががんばっていました。
川に沿って歩いていたら、サクラマスが漂うように泳いでいるのを見つけました。子孫を残したあと、燃え尽きようとしている命。最後に大事な役割がありました。
オスのサケの尾びれの付け根付近や背中が傷んでいるのではなぜか? 納得の行動がこちらです。ごちそうを期待して乱舞するウグイにいじらさがあります。
琴似発寒川の、JR線と交差するこのあたりは、北海道でも指折りのサケ観察スポットです。都会の流れを侮ってはいけません。
琴似発寒川は手稲山の裾から流れ出します。北国の山の中、北海道にいないはずのカメ。人の都合でつれてこられて、人の都合で野に放たれました。ジンクリアの渓の脇に、欲望の果てが…
札幌市の住宅街の小さな流れ。橋の上からのぞき込んで見つけのが、このサクラマスでした。ささやかな砂利床に子孫を託す姿を「自然のたくましさ」と、ひとことで言うのにはためらいがあります。でも力強さを賞賛したいです。
北海道といえども、原始のままの川がそのまま海と山をつないでいるのではありません。人の営みでいったんは途切れたつながりを、人の力で戻すことができる場合もあります。
北海道の川の環境と生き物たちを撮影しています。
今も力強く残っていたり、人の仕業で危機に瀕していたり、人の思いで回復していたり…。
人と川と生き物たちを見つめます。
Wildlife and rivers in Hokkaido are faced with uncertainty.
Human chaotic advance and changing climate are making impact to the natural environment of Hokkaido.
But picking up a fact would make people wise and pious.
We hope these films help people to have a sense of wonder.
北海道魚類映画社 / HOKKAIDO FISH FILMS
札幌市手稲区 / Head Quarters, Teine Sapporo HOKKAIDO JAPAN
hokkaidofishfilms@gmail.com